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焼肉が大好きな新卒1年目の社会人。大学時代はWebマーケティング会社で働く。今は某インフラ会社の営業。好きな焼肉は、ダイヤモンドcutハラミ(タレ)、牛タン塩(トラジ新宿店)です。

盲腸になりまして。

病院に入ったのは朝8時過ぎ。

8:30には受付が開始されて、しばらく待っていた。頭痛がひどくなってきて、ソファに横たわらせてもらった。

しばらくすると、看護師さんが来て、診療所のベッドを貸してくれた。

隣では救急の患者さんが運ばれてきたようだ。少し時間が後ろになりそうだなと思ったところ、10時前頃には診療をしてもらえた。

お腹を押して話をしたところ、やはり盲腸(虫垂炎)の疑いが強いとのこと。

レントゲン→採血→血液検査→CT(血液に液を流して腸の中を造影するもの)という流れで診療が進むことになった。

まず痛かったのが採血。
左腕の静脈にぐさっと注射針が刺さった。1回目はうまくいかず、2回目は別の箇所で取った。

その血液検査の結果が出るまでに1時間かかるということで、しばらく待機になった。

その間、熱が38.2度まで上がって頭痛が続いていたため、点滴を打ってもらった。

液体で栄養を摂取するというのは初めての経験だったが、少し楽になった気がした。

時間が経ち、血液検査の結果が出たそうだが、明確にはわからなかったようだ。

そのため、CT(造影剤を用いて患部をくっきり見る検査)をすることになった。

その検査はお昼をまたいで、13時過ぎに行われることになった。

この頃には、母だけでなく父も仕事から駆けつけてくれ、同病院でお昼まで働いていた叔母も来てくれた。

車椅子に乗せてもらって、CTを撮るためにレントゲン室まで運んでもらった。

扉を開けると、SF映画に出てくるタイムマシンのような機械が現れた。
そこに横たわって検査の説明を受けた。

静脈から造影剤を注入されると、身体が熱くなるそうだが、それが普通の反応だということだ。

機械がものすごい音を上げて、女性の声で「息を吐いてください。止めてください。楽にしてください。」というのが聞こえた。

「これで終わりかな…?」と思ったところ、造影剤を注入すると告げられた。

左腕の点滴を入れていたところから、造影剤が注入された。

度数の高いウイスキーを飲んだ時のように、喉元が熱くなり全身が熱くなった。

と同時になぜかくしゃみが出た。

その時がちょうど「息を止めてください。」という女性の声があったときだったため、大丈夫かと不安を胸に抱えつつも、また造影剤を入れられるのは勘弁だと思い、検査を終えた。

診療所に戻り、またベッドで休ませてもらっていると、担当の医師の方が来てくれた。CTの結果を教えてくれた。

結果から言うと盲腸の初期状態で、対処としては薬でちらす、ということだ。

「入院して手術」は免れた。よかった。
しばらくは薬を飲んでの自宅の療養になった。

検査が終わったのは15:00頃。父の「お腹減ったろ」という言葉に甘え、帰り際、病院に併設されたレストランでオムライスを食べた。

朝から何も食べていなかったため、一層おいしかった。

帰りの車の中で、職場の上司の方、上長の方に結果を報告して、翌日の休みの許可もいただいた。

今回、いろんな人に迷惑をかけた。

朝早くから診察券を出しに行ってくれた母、送迎をしてくれた父はもちろん、

診療結果を伝えると、心配してくれた上に、明日の休みも快く受けてくれた上長方

当日参加する予定だったイベントについてほぼ当日キャンセルにもかかわらず、それより身体の安静を、ということで優しい言葉をくれた上司の方

自分は周りの人が病気にかかった時に、同じように対応できるだろうか、自分のことばかりに夢中になってしまわないだろうか。

今回の一件で自分が一人では生きていないことを強く実感した。